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- 人づくり・地域づくり -
報告
若手経営者と巡る「キラリと輝く地元中小企業の魅力発見ツアー」事業(香川県中小企業団体中央会主催、大学・地域共創プラットフォーム香川産学官共創チャレンジ支援補助金対象事業)
2023.09.07
〇実施事業の概要
令和5年7月21日、香川県内高校生を対象に普段接する機会が少ない優れた技術を持つ中小企業の「会社・工場」を見学・体験し、熱い想いをもった若手経営者や社員の考え方等に触れてもらうことで地元企業の仕事を身近に感じてもらい、地元企業で働くことを考えるきっかけとなるよう「若手経営者と巡るキラリと輝く地元中小企業の魅力発見ツアー」を実施。県内高校生18名が参加した。
船のガスタンクプラントにおいて世界トップシェアを誇る「泉鋼業株式会社」(高松市朝日町)、地域経済の担い手となりうる事業者として経済産業省により選定された「地域未来牽引企業」である株式会社アムロンの鉄鋼製品の薄板加工工場「株式会社アムロン テクノ香川」(高松市香川町)、水道管のジョイント部分の開発・製造・販売までをトータルで行う「株式会社川西水道機器」(綾歌郡綾川町)を訪問し、参加者は担当者からの説明に熱心に耳を傾けていた。
また、ランチミーティングでは高校生と若手経営者ら4人1組7グループに分かれ、昼食を兼ねた交流会を行った。経営者らから業界や企業の魅力、仕事の内容について、高校生から自分たちの興味のあること、学校で専攻していることなどについてお互い雑談を交えながら、相互の理解を深めることができた。その他、バス移動中に訪問企業や香川の中小企業についてのクイズ大会を行った。
参加した高校生からは「参加して良かった。普段は絶対に入れない現場に行き、初めて見るものばかりで楽しかった。次回があるならもっと香川県の企業を見学してみたい」との感想が聞かれた。
〇本事業により得られた成果
香川県内高校生に熱い想いをもった若手経営者や社員の考え方に触れてもらうことで地元企業の仕事を身近に感じてもらうことができた。
また、若手経営者とバスでの移動中やランチミーティングの際にお互い本音で語り合う時間を設けることにより、経営者にとっても自社をアピールすることができた。
〇事業の評価
事業実施後、参加高校生にアンケート調査を行い、県内中小企業の魅力が伝わったかどうかを検証した。ポジティブな回答が100%あり、参加高校生からの評価は高かった。
〇今後の課題と対応
開催時期・参加申込方法について検討が必要であるが、今後も若者が中小企業等や産業への理解を深め、将来的に香川県に関わるきっかけづくりにつながる取組みを継続していきたい。
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